いきなりですが資格や試験に向けて勉強をはじめる時、「とにかくやりゃいいんだ」といきなり教材を買ってきて取りかかっていませんか?
私も以前はそのやり方でしたが、熱が続くのは最初の1,2ヶ月だけですぐに挫折を繰り返してきました。
しかし途中から「資格勉強=戦略」だと気づき、慎重かつ現実的に計画を練るようになってから、勉強の継続率はどんどん改善されていきました。
この記事ではその計画のコツを3つのSTEPに分けてわかりやすく解説します!
STEP① 24時間ベースから睡眠時間を除く
っしゃぁぁ!合格に向けて勉強かますぜ!!
夜は25時まで勉強!朝は5時に起きて勉強じゃい!!
やったるぁ!!
落ち着け。
「睡眠時間を削る」は一番やってはいけない勉強方法だよ
言わずもがな、睡眠時間を削る時間の捻出は勉強の継続には向いていません。
この記事を読まれている方は恐らく中長期的な目標達成に向けた学習計画を立てようとしていらっしゃると思うので、一夜漬けのような短期集中型の方法とはまずはキッパリ考えを区別してみてください。
では「どのくらいの睡眠を確保したら良いのか」というと、有力な説としては「1日約7時間」と言われています。
これは2002年にアメリカのカリフォルニア大学が110万人を対象に行った大規模な研究で、6年間の追跡調査の結果、最も死亡率が低かったのが男女共に「1日6.5〜7.5時間」の睡眠をとる人達でした。
日本でも名古屋大学が10万人の成人男女(40〜79歳)を対象に10年間の追跡調査を行ったところ、10年後の死亡率が最も低かったのは睡眠時間がやはり「1日6.5〜7.5時間」の人達でした。
また意外なことに、この研究からは「長く寝れば良いというわけではない」ということもわかっています。
先ほどのアメリカの研究では「10時間以上の睡眠をとる人達は、男女共に3時間以内の睡眠をとる人達よりも死亡リスクが高い」ことがわかったのです。
確かに加齢によって必要な睡眠時間は減るというデータもありますし、季節によって日照時間が変わるとそこでも必要な睡眠時間は変化すると言われています(筆者の体感的にも冬は長く夏は短いです)。
また生まれつきショートスリーパーやロングスリーパーと呼ばれる人達がいるのも事実です。
とはいえ総合的に見れば「1日7時間」が有力な目安と言えるでしょう。
勉強は長距離走なので体力勝負とも言えます。
ところどころで状況に合わせた臨機応変な戦略が必要な時もありますが、まずはこの「1日7時間」を”何時から何時にかけて確保するか”を最優先に決めておくのがおすすめです。
なるほどな!
「7時間/日」の睡眠は確保することにするぜ!
善は急げだおやすみ!!
STEP② 「絶対に勉強できない時間」を除く
よっしゃ!
睡眠時間を除いたところで1日12時間勉強すっか!!
オラワクワクすっぞ!!!!!
落ち着け。
仕事はどうした
睡眠時間を引いたら、次にそこから「絶対に勉強できない時間」を差し引きましょう。
これに該当するのは「仕事の業務時間」「学校の授業時間」「部活やバイト」など所謂“拘束されている時間”です。
するとよく「お風呂に入ったり家事をする時間だって必要だよ」と言われますが、これらの時間はやり方によっては勉強と両立することが十分可能です。
実際に私の英語コーチングのクライアントにはそれらの時間を有効活用して効率的に勉強を進められている方がたくさんいます。
本気で勉強をするなら「整った環境じゃないとやりません」の姿勢ではなく、「整ってない環境でも自ら工夫して勉強に充てていく」姿勢が何より問われます。
他にも勉強に使える隙間時間などのコツを書いた記事があるので、ぜひこちらも読んでみてください↓
また時間にある程度余裕のある方は、「勉強できない時間」の他にも「勉強しない時間」を差し引くのもおすすめです。
例えば「日曜日の午後は家族とゆっくり過ごすから勉強の予定を入れない」「平日の帰宅後は趣味に没頭してリフレッシュするから勉強しない」など、予めリフレッシュの計画を組んでおく作戦です。
これがあるのとないのとで心の余裕がだいぶ変わりますし、どうしても計画通りに勉強が進まなかった場合の調整枠にもなり得るのでできれば設定しておくことをおすすめします(調整ありきな考えは危険ですが…)
また出張や旅行など日を跨いで外出する場合は事前にキャッチアップの作戦を考えておく必要があります。
何も計画なしに「旅行中もなるべくいつも通りやる!」「出張中はさすがに勉強は難しそうだからやらない」などの気持ちで臨むと、十中八九後悔を迎えます。
事前に「やらない」と決めていたとしても、その間に勉強しない不安感がストレスになったり、戻ってきた後の久しぶりの勉強習慣がうまく取り戻せず挫折してしまう人はたくさんいます。
なのでまとめると、個人的におすすめの出張や旅行の際の対策はこちらです↓↓
- 外出中でも“絶対に”勉強可能な環境を予測し、そこでの勉強計画を組む(いつも通りの100%をこなせなくてもOK)
- 上記をやり切った上であれば、あとは“意図的に”割り切って勉強しない!
オレも時々遠くまで出張に行くからそこも考慮せんとな!
ウサギは何の仕事してるの?
宇宙飛行士!!
…宇宙に行くのを出張と捉えてる人初めてみた…
STEP③ 学習を「朝:夜=7:3」の比率で組む
オッシャア!
勉強は夜にまとめて気合いの毎日3時間じゃい!
ほないきまっせーーー!!
落ち着け。
継続の鍵は「朝」の使い方だよ
STEP①②で勉強に充てられる時間を絞り込めたら、いよいよ「いつ勉強するか」を落とし込んでいきましょう。
この時に意識したいポイントは「なるべく前倒しで終える」です!
つまり朝のうちになるべく勉強を終えておくということです。
一般的に朝は「頭がスッキリしている」「仕事などの外部的影響を受けにくい」「(次の予定までの)時間が限られているが故にかえって集中できる」などのメリットが多く、「勉強に向いている」と言われます。
何より朝のうちにやるべきことを終えてから過ごす1日の充実感は半端じゃありません!
この充実感は勉強以外のあらゆる面にメリットがあり、もはや中毒性すら感じます。
そのためできる方は朝のうちに全部の勉強を終えてしまっても構いません。
一方で、夜の勉強のメリットとしては「記憶が定着しやすい」ことが挙げられます。
睡魔に襲われウトウトしながら…などは別ですが、特に就寝1時間前に覚えたことは脳に刻まれやすいのだそうです。
人間は寝てる間に記憶の定着作業が行われるため、その直前に覚えたことは鮮明に残りやすいと言われています。
勉強には「知識の記憶」が欠かせないので、そうした覚える系の勉強は敢えて夜に回すのもおすすめです。
イメージとして【朝:夜=7(〜8):(2〜)3】の比率が最も効率的と感じています。
Yo♪勉強は朝!職業はNASA!
響け轟けありったけ♫
全力前進ヤッホーーーー!!
ウサギのテンション高過ぎて怖っ!
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